人生はいつ見ても波乱万丈。「東大ダイレクト」塾長にして文理開成高校理事長の四方山話。
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落合博満さんの言葉
2013-12-04 Wed 17:37
偉大なプロ野球選手及び監督には、ハッとするような鋭い見識を提示される方が少なくありません。

古くは、川上哲治さんに始まり、有名な方だと、野村克也さんも沢山の著作を残されています。

そして、中日ドラゴンズのGM(ジェネラルマネジャー)に就任された落合博満さんもその一人です。

落合さんは、珍しいくらい「遅咲き」の選手でした。

ドラフト指名されたのは、25歳のとき。それも、人気が無くて、入団拒否する選手が相次いでいたロッテオリオンズからの3位指名でした。

そして、プロ入りしたものの、2年間は1軍と2軍を行ったり来たりしている状態が続いたそうです。

落合さんはこう振り返ります。

「このように、私はいくつかの可能性の中からロッテでプロ生活をスタートしたことになる。では、巨人に指名されていたらどうだったのか、あるいは阪神が指名してくれていたら。。。。そう振り返ってみると、巨人でも阪神でも私は大成できなかったのではないかと思う。
 実際、社会人から即戦力と期待されて入団したものの、2年間は1軍と2軍を行ったり来たりしている状態だった。それが、常勝を義務付けられた巨人だったら、さっさと見切りをつけられていたかもしれない。また、秋田の田舎で暮らしていた者には、ただでさえキツく聞こえる関西弁が飛び交う環境では、精神的に参っていたかもしれない。
 だから、ロッテでよかったのだ。
 そう考えるようになった。」

多くの選手から入団拒否されるような下位球団に入団できたことは、自分にとってよかったことなんだとポジティブに捉える落合さん。

そして、落合さんはこう続けます。

「プロで三冠王を3度手にするなど、超一流と言われる実績を築くと、周囲の人たちはこう言った。「落合さんは、野球以外の仕事に就いても超一流になっていたでしょうね」私は即座に否定する。謙遜ではなく本音だ。
 ロッテへ入団したばかりの頃、私には「三冠王を獲ってやろう」などという大きな目標はなかった。一つ考えられたのは「これで元プロ野球選手になれるな」ということだ。つまり、大成できずにユニフォームを脱いでも、契約金の残りで飲食店でも開けば「元プロ野球選手の店だ」と野球好きが集まってくれるのではないか。(中略)
 しかし、チームには私を一人前にしてやろうという監督やコーチがいて、彼等の力添えもあってタイトルを獲れるような選手に成長できた。(中略)
 そうやって野球という仕事を突き詰めるほど、「自分は野球しかできない人間なんだ」ということがわかった。だからこそ、自分ができる唯一の仕事を大切にしようと取り組むことができたのだ。月並みな表現だが、そういう意味で私にとって野球とは天職だと思う。
 ただ、それは子どもの頃の夢を実現しようと、エリートコースを順風満帆に歩んできたものではない。縁や運に恵まれて扉が開かれ、周囲の人たちの導きもあってそう思えるようになった。気がつけば天職になっていたということだ。」

「そういう人生を過ごしてきた私だから、どんな仕事が自分の天職になるかは分からない、誰が自分にチャンスを運んできてくれるかも分からない、そう思っている。
 はっきり言って、社会人としての人生は出会った仕事や上司によって左右される。それは、自分の希望とは必ずしも一致しないだろう。生まれてくる赤ん坊が親を選べないように、配属される部署や上司は選べないのだから、不平や不満を言う前に、理想に少しずつでも近づくことのできる自分を作り上げていかなければならない。」

「そのためには、目の前の仕事に地道に取り組むことだ。一流の打者になるためには、ひたすらバットを振る以外に道はない。監督がどんな方針で、自分がどう評価されていようと、自分のやるべきことをしっかりと積み重ねるのだ。」

「私が言えるのは、どんなに向いていないと思える仕事でも、地道に取り組めば見えてくるものが必ずある。そうやって天職に巡り合った人は少なくない。頭のなかであれこれ考える前に、最善と思える努力をしてみることだ。」

「そうすると、初めは気乗りがしなかった仕事でも次第に自分の仕事になり、その仕事に地道に取り組む姿勢は、自分の周囲や環境や人も変える。次は、その人たちの知恵も借りて自分自身をさらに成長させていくのだ。
 自分の現状や将来に不満や不安を抱いている人には、ぜひこの経験をしてもらいたいと思う。」

「社会や組織における自分の価値や存在感は、周囲が作ってくれるものではない。どんな境遇にあろうとも、自分自身で作り上げていくものなのだ。」

自分の実際の体験に根ざした落合さんの言葉には、大きな説得力を感じます。

「目の前の仕事に地道に取り組むこと」

この言葉の重みを、いつも胸に刻んでおきたいものです。
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