人生はいつ見ても波乱万丈。「東大ダイレクト」塾長にして文理開成高校理事長の四方山話。
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高校生はスポーツか?勉強か?
2014-03-24 Mon 21:17
高校の理事長になって、思うことが色々ありますが、なかでも、スポーツ部活については結構考えさせられることがあります。

たとえば、地方の高校では、市レベルや県レベルの競技大会で上位入賞した中学生をスポーツ特待生として学費を優遇して入学させることがあります。

これは、高校として、部活を盛んにすること、ひいては知名度を上げ、少子化の時代に生徒募集につなげることも視野に入っていると思われます。

好きで得意なスポーツを高校でも続けることができて、学費も優遇してくれるなら、生徒にとっても決してわるい制度ではないと思われる方も多いことでしょう。

でも、私は本当にそうなのか、と思うのです。

高校生といえば、思春期ど真ん中です。気持ちも揺らぎます。人間関係でも悩みます。あれこれ考えたくもなります。

そういうときに、これまで続けてきた部活を突然やめたくなる高校生が出てきても決して驚くことではないでしょう。

でも、そのとき、高校生はきびしい現実に直面することになります。

「先生、オレ、部活やめたいんですけど。。。」

「なに、本当か?オマエ、本当にそう思っているのか?」

「ええ。色々と考えたんですけど、これからの高校生活はもっと別なことに挑戦してみたいと思います」

「なんだと!オマエ、それ、許されると思っているのか?」

「え、どういうことですか?」

「オマエはスポーツ特待で入学させてもらったんだろ?部活続けるからという約束で学費だって優遇してもらってきたんだろ?それを今さらやめます、なんて都合のいいことが許されると思っているのか!」

「・・・・・・・」

「どうしてもスポーツやめたいなら、これまでの学費を全部払ってもらうからな。それがオマエの家庭で可能なのか?どうなんだ?」

「・・・・・・・」

こういった感じのやりとりがあり、結局、生徒はやめたくてもやめられない、いわゆる「部活奴隷」としての高校生活を送らざるを得なくなるのです。

文武両道、といえば聞こえはいいですが、これでは、生徒の自由を縛ってしまっているわけで、教育として決して褒められるものではないと思います。

学校は何のために存在するのか?

その答えは色々あるでしょう。

でも、私は、その一番大切な答えは、あくまでも「勉学」だと信じています。

どんな理由があるにせよ、学校である以上、学業を疎かにしてはならないと考えています。

もちろん、スポーツや部活も大切な活動です。

でも、それらは決して「勉学」よりも先に来ることはないのです。

生徒たちをスポーツに熱中させ、盛り上げるだけ盛り上げて、果たしてそこから何人の生徒が、卒業後、その競技で生活していけるというのでしょう。甲子園に出場する高校球児たちの何人がプロ野球選手として十分に生活していけるというのでしょう。

他方、勉学を積むことは、生徒たちの将来を切り拓く知恵を身に付けることになります。

このことを真摯に考えず、生徒たちを部活に駆り立て、部活をやめられないようにしている学校があるとすれば、それは本当に無責任な学校だと私は思います。

私は学校を考えるとき、生徒たちの「本当の幸せ」だけは見失わないようにしたいと思います。

(ちなみに、私の学校では、スポーツ特待制度は廃止にいたしました)
(学業成績による特待制度は存続させています)




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